[スキャン]ダイアログボックスからの[グラフィック]タブ
スキャンダイアログボックス (挿入 | スキャン) の [グラフィック] タブを使うと、スキャンの作成を支援するオンスクリーン CAD モデルを使用できます。このタブには [CAD のコントロール] エリアが含まれています。このエリアを使うと、パーツの厚さのみならず公称値を検出するために用いられる CAD の面/ワイヤフレーム エレメントを特定できます。
場合によっては、スキャンが特定の表面上で開始され、終了前に他の多くの表面を移動する場合があります。そのような場合、PC-DMIS は公称値を検出するためにどの CAD要素を使用すべきかが分かっていません。このため、PC-DMISはCAD モデルのすべての表面を検索する必要があります。CAD モデルが多くの面を有する場合は、[FINDNOMS]オペレーションが成功するまでに長い時間を要する場合があります。
グラフィック タブには以下のオプションがあります。
[選択] チェックボックス
このチェックボックスを選択し、表面をクリックするとスキャンの正確な面を定義できます。手動でスキャンの面を定義すると設計値検索プロセスの高速化につながります。CAD面を選択したら、それがグラフィック表示ウィンドウにハイライト表示されます。ステータスバーには選択された面の数が表示されます。選択チェックボックスを選択しない場合、PC-DMISは面上の任意クリックが境界点となると推測します。
スキャンが通過する各面に対しては、互いに直行する2つのエッジを選択する必要があります。スキャンが3つの面を通過する場合、(3つの面を表す)6つのエッジを、適切な順に選択する必要があります。最初の2つのエッジは面1を示します。3番目と4番目のエッジは面2を示します。5番目と6番目のエッジは面3を構成、、、という具合になります。
選択解除 ボタン
間違った面を選択した場合、その面を2度クリックします。こうすると面の選択が解除されます。[選択解除]ボタンをクリックすると、ハイライトされた面のグループからすべての面が選択解除されるまで、ボタンをクリックする度に1つの面を選択解除できます。[すべて選択解除]ボタンを使用するとハイライトされた面すべてを一度に選択解除できます。
[選択解除] ボタンを使用すると、[選択]チェックボックスを使用して作成したCAD要素のグループから、1回ごとにハイライトされたCAD要素を1つ除去します。
すべて選択解除 ボタン
[すべてを非選択] ボタンは、[選択]チェックボックスを用いて作成される選択されたCADエレメントの すべて を削除します。
深さ チェックボックス
このチェックボックスは曲線要素を選択している場合のみに使用できます。特定のCAD曲線要素を深さ要素として指定できます。
[深さ]チェックボックスの使用方法:
まず他のすべてのCADエレメントを選択します。
[深さ]チェックボックスを選択します。
CADエレメントを選択します。
[深さ]の曲線は[公称値の検出] オペレーション中に使用されます。PC-DMIS が曲線のエレメントから公称値を検出しなければならないときはいつでも、深さCADエレメントのベクトルをとり、他に選択されたCADエレメントからのベクトルを用いて横断し、平面を取得します。次いで、その平面を貫通して適切な公称値を取得します。たくさんのCAD エレメントが選択される場合は、最も近い貫通ポイントが公称値のポイントとして使用されます。CAD ワイヤフレーム データが使用されるときは、PC-DMIS はペアになっているワイヤフレーム データを探します。
ベクトル1 チェックボックス
[ベクトル2]チェックボックスは、[ヒットの種類] リストから角度 を選択し、面のデータを使用している場合にしか表示されません。これにより、PC-DMISが公称値を検索する際に使用するCAD面を選択できるようになります。このチェックボックスを選択してグラフィックの表示ウィンドウからCAD面を選択することで、角度ヒット面1を見つけるためにPC-DMISが使用する面のグループを指定できます。
ベクトル2 チェックボックス
ベクトル2 チェックボックスはヒットのタイプリストから角度を選択し、面データを使用している場合にのみ現れます。これにより、PC-DMISが公称値を検索する際に使用するCAD面を選択できるようになります。このチェックボックスを選択してグラフィックの表示ウィンドウからCAD面を選択することで、角度ヒット面2を見つけるためにPC-DMISが使用する面のグループを指定できます。
厚さ ボックス
[厚さ] ボックスを使うと、パーツの厚さを入力できます。正または負の値を使用できます。この総量は、CADデータが片側としか描写されない薄いパーツ (プラスチックまたはシートメタル) 向けに最初に使用されます。薄いパーツの場合にはしばしばあることですが、CAD技術者はそのパーツの一側面のみを描写し、その後、パーツの厚さを特定します。PC-DMISは、CAD表面データ使用時に、このパーツの厚さを自動的に適用します。
この厚さは設計値検出 モードが選択され、PC-DMISが設計値を取得するためにCAD面を貫通するとき、エッジの取込み点を使用しているときでも、面の法線ベクトルに沿って適用されます。