光学校正

このオプションは、システムの光学装置を校正します。PC-DMISは5つの別々の校正をサポートします(ハードウェアと利用可能な校正アーティファクトによって異なります)。

ズームセルをが自動的に校正した場合、特定の倍率での校正を実行する必要はありません。そうでない場合、PC-DMISは校正プロセス完了時にメッセージを表示します。

光学装置を校正するには以下の手順に従います。

  1. [プローブの校正] ダイアログ ボックスの一覧から、[光学装置の校正] を選択します。

  2. [校正]をクリックして、[光学装置を校正する]ダイアログボックスを開きます。


[光学装置の校正] ダイアログボックス

校正手順が開始されたら、校正標準を移動しないでください。

  1. 以下の [校正エリア] より、必要なオプションを選択します:

精度 - 一軸性/同焦点の校正には2つの方法があります。

  1. 設定エリアから較正設定を選択します:

  1. [校正]ボタンをクリックします。ソフトウェアは校正基準がクリーンでかつ X 軸に沿っている必要があることを知らせるメッセージボックスを表示します。また、基準が上を向いているか確認する必要もあります。

校正プロセスはノイズおよびごみの除去テクニックを利用しますが、汚れた校正基準は校正エラーを引き起こしたり精度の低い測定値を生じる原因となります。塵、ごみ、指紋、またはその他の物質を校正基準のガラス部品から完全に取り除いてください。消毒用アルコールなど沈殿物のない洗剤と、糸くずの出ない柔らかい布がよく使用されます。また、校正標準が位置するステージガラスを清掃してください。お手入れの方法については、ハードウェアの文書を参照してください。ガラスの基準を搭載したステージが校正中に動く場合、クレイやパテを使用して基準をステージに固定する必要があります。

  1. 基準長が測定機の X 軸に沿うようにステージに校正アーチファクトを配置します。ステージの X 軸をスキャンしながら基準の水平線を観察し、X 軸に沿っているか確認してください。線が視界内、理想的には中心付近に存在していなくてはなりません。

  2. OKボタンをクリックします。ターゲットを中心に置くよう求めるメッセージが現れます。

  3. カメラの視界内に完全に収まるようにターゲットを配置します。このターゲットは視界のほぼ中心にあり、しかも焦点が合っていなくてはなりません。フォーカスは最適でなくてもよく、ソフトウェアのフォーカス処理用に適切な開始位置であれば十分です。

  4. OKボタンをクリックします。DCC機械が備えてある場合、それは自動的にターゲットに焦点を合わせます。手動の測定機を使用している場合、ソフトウェアはターゲットに焦点を合わせるように促すプロンプトを表示します。

  5. 手動コントロールを使用して、FOV 内で矩形または正方形校正基準のほぼ中心に来るよう光学測定システムを移動します。PC-DMIS は光学装置に基いてターゲットのサイズを決定します。

残りの校正処理中は Z 位置やフォーカスを変更したりしないでください。

  1. ターゲットに中心を合わせたら [OK] ボタンをクリックします。選択した校正オプションに基いて校正ルーチンが以下のように自動的に進みます。

ピクセルサイズの校正

2次元レンズの歪み

焦点の校正

カメラ回転の校正

ターゲットの中心に合わせたHexagonMI 標準同心円

校正プロセスが継続されます。校正プロセスは、異なるレベルの倍率で一連の測定値に焦点を合わせてそれらを取得します。このプロセスによって、焦点範囲で光学中心と焦点深度が一致します。すなわち、ある倍率で焦点を合わせ円を測定した場合、別の倍率で同じ XYZ 位置が提供されることと意味します。

  1. 校正が終了すると、PC-DMISはバックグラウンドで一連の動的測定ルーチンを生成して実行します。これは、校正データのサブセットを測定するのに基本的な検証を実行するために行います。各ターゲットはこれらの測定ルーチンで測定されている際に、[光学装置の校正] ダイアログ ボックスにある [ステータス] エリアにステップ番号を表示するメッセージが現れます。

ピクセルサイズとエラーを示すステータスメッセージ

  1. ピクセルサイズ検証がありますが、それはデフォルトではオフであり、PC-DMIS設定エディターのProbeQualVisionOpticsCalPixelSizeVerifyEnabledレジストリエントリによって制御されます。このエントリが有効な場合、PC-DMISは校正の最後で校正データのサブセットを測定する基本検証を実行します。各ターゲットはこれらの測定ルーチンで測定されている際に、[光学装置の校正] ダイアログ ボックスにある [ステータス] エリアにステップ番号を表示するメッセージが現れます。

ピクセルサイズの検証ダイアログ ボックス

[ピクセルサイズ検証] ダイアログボックスが表示されたら、[再実行] をクリックして検証を再実行できます。これは、エラーが単に検証上の例外であるかどうかを判断するのに役立ちます。検証が何度も失敗する場合、ピクセルサイズの校正全体を再実行してみてください。校正と検証の両方が何度も失敗する場合は、Hexagon 社のテクニカルサポートにお問い合わせください。

[続行] をクリックすると検証結果を受け入れることができます。

PC-DMIS Settings Editorの [ProbeCal] セクションには、ピクセルサイズの校正に影響を与えるエントリが含まれています。

  1. [閉じる] ボタンをクリックして [光学装置の校正] ダイアログボックスを閉じます。また、校正結果を[校正結果]ダイアログボックスに書き込むことで、後で校正結果を表示することもできます。結果を表示するには、プローブのユーティリティダイアログボックスの実績ボタンをクリックします。

[校正結果] ダイアログ ボックス

これで、視界をの校正が終わりました。測定機に使用したいレンズごとに手順を繰り返します。

HP-C-xファミリーのセンサーを使用するCMM-Vカメラまたはシステムでは、A0B0手首角度のFOVを校正するだけで済みます。「校正アーチファクトホルダー(パーツ番号: CALB-0001)」の下にある CMM テーブルに白色の反射紙を置いても良いでしょう。「校正アーチファクトホルダー」にはガラス製のスライド (CALB-0002) とリングゲージ (CALB-0003) が含まれています。アーティファクト・ホルダーは、CMM-VカメラまたはHP-C-xファミリーのセンサーの校正に使用されます。