Inspectを使うと、PC-DMISでパートのパレットを測定できます。パレットは複数の同一な物理パートまたは各種のパートから成ります。これらのパートはセルのグリッドになる行と列で構成されており、単一のパートが各セルの内部に存在します。パレットを物理的に設定すると、Inspectでパレットをパレットプレイリストとして定義することもできます。
音楽ファイルの再生リストと同様に、Inspectの再生リストは、順番に「再生」(または実行)する測定ルーチンの集合です。
パレット・プレイリストが定義されると、そのプレイリストを実行して、1回の実行でグリッド内のすべてのパーツを測定できます。
複数のパーツ
ユーザのパレットはまた複数のパーツを支えることができます。これを行うには、パレットは次の規則に従う必要があります:
測定しようとするすべてのセル内のパーツは、まったく同じ方向と位置に配置する必要があります。
実物パレット構成にある特有の各パーツには、プレイリスト内に対応する測定ルーチンが必要です。
(1) 各セルを一列に並べるための外部アライメントが存在するか、または (2) 各ルーチンの最初のアライメントの位置と方向が完全に同じである必要があります。
例えば、同じパレットであるが異なるセルで3つのパート(パートA、B、C)の複数セットを測定するとします。パートは各セルでまったく同じ方向と位置になければなりません。また、各パートに対応する測定ルーチンが存在する必要があります。